くいしばり・歯ぎしりのお悩みは石田歯科医院までご相談を
歯の痛みの原因には虫歯や歯周病といったお口のトラブルのほか、ブラキシズム(口腔内悪習慣)と総称される「くいしばり」や「歯ぎしり」の可能性が考えられます。
杉並区上萩・JR荻窪駅前の歯医者「石田歯科医院」では、ブラキシズム(くいしばり・歯ぎしり)のお悩みに対応しております。日本顎咬合学会の「咬み合わせ認定医」である院長が専門知識を持って対応いたしますので、安心してご相談ください。
ブラキシズム・TCHについて
ブラキシズムとは?
”ブラキシズム”という言葉をご存知ですか?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、口腔器官に見られる習慣的な癖の一つにあたります。
睡眠中に行っている歯ぎしりや、日中・夜間に関わらず無意識のうちに歯を食いしばってしまうくいしばりを総称してプラキシズムと言います。
このブラキシズムは、何時間も無意識に行っていると歯や歯周組織に大きな負担となってしまいます。長期化すると、歯質にヒビが入ったり、剥がれたりして、冷たいものが歯にしみる「知覚過敏」を引き起こすことがあります。また、歯質のヒビや剥がれは虫歯につながるリスクもあります。
TCHとは?
TCHとは、Tooth Contacting Habitの略で、上下の歯を接触させる癖(歯列接触癖)を意味します。 TCHは日中、何かに集中していたり、緊張する場面で行われることが考えられます。 また、パソコンやスマートフォンを操作する際も、発症する予想され、大きく注目されています。
咬みしめやくいしばり程にグッと強い力を行わ なくても、軽く上下の歯を接触させることで、歯根膜という神経の圧迫、血流障害が起こり、 それにより知覚過敏症状や歯周組織の変化、やがては歯周病の進行にもつながります。
ブラキシズムやTCHがおよぼす悪影響
歯への 悪影響 |
歯質そのものを傷つけ(エナメル質のすり減り・欠け・剥がれ)、知覚過敏や虫歯を引き起こす |
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歯周組織への 悪影響 |
歯肉に負荷がかかり、歯周病を引き起こしたり、悪化させたりする |
筋肉や骨格への 悪影響 |
顎関節症や、顎の位置が下がることで睡眠時無呼吸症候群、肩こり・頭痛・腰痛などの身体症状を引き起こす。 |
ブラキシズム・TCHの原因は?
ブラキシズム・TCHの原因やメカニズムは、完全に解明されてはいませんが、現在の医療現場では、次のようなものが原因として考えられています。
- 生体の防御反応(誰しも大なり小なりあります)
- 踏ん張って力を出すときのクセ
- 歯の高さが不適合であるなど咬み合わせの異常
- 虫歯などによる歯の痛み
- 筋肉の緊張のアンバランス
- 薬の副作用
また、永久歯と乳歯が生え替わる時期のお子様にも、歯ぎしりが見られますが、これは問題のないものです。この時期を過ぎても続くようでしたら、トラブルを引き起こす原因になりかねませんので、お早めに当院へご相談ください。
ブラキシズム・TCHの予防法
ブラキシズムやTCHの予防も、そのメカニズムが解明されていないことから、確立されたものはありませんが、一般的に次のようなことに気をつけ、リラックス状態をつくることである程度の改善が期待できます。
就寝前のブラキシズム・TCH予防
就寝前には自分の好きなことを楽しむリラックスタイムを設けましょう。また、首や頬、顎の筋肉をマッサージして筋肉の緊張を解くことも大切です。枕は低めで、首の付け根まで枕に乗せても違和感のないよう、仰向けに寝るのがおすすめです。
日中のブラキシズム・TCH予防
無意識にくいしばっていないか、意識してお口の状態を確認しましょう。目につくところへ付箋やメモなどで、歯が触れ合っていないか確認する言葉を貼っておくのも効果的です。自分で意識して、定期的にチェックし、深呼吸や口のマッサージなどリラックスできるようにします。笑顔をつくると、歯と歯の接触が予防できます。
もしこれらの予防策をしても、歯ぎしり・くいしばりなどブラキシズムやTCHが続くようなら、早めにJR荻窪駅前の歯医者「石田歯科医院」へご相談ください。当院では、日本顎咬合学会の「咬み合わせ認定医」である院長が、しっかりと対応いたします。
石田歯科医院のブラキシズム・TCH治療
ブラキシズム・TCHのち療法としては、マウスピース療法が有効と考えられています。実際に院長自身が臨床で採用した経験からも、少なくない患者様に効果が見られます。
マウスピース療法とは
患者様の歯型を採取し、それをもとにプラスチック製のマウスピースを製作します。就寝時に着用していただくことで、くいしばり・歯ぎしりで生じる負荷を分散させます。定期的に調整を行い、約3ヶ月間続けることで多くの方に改善が見られています。
当院では「睡眠時無呼吸症候群」の治療として、マウスピースの製作を行っています。他院で睡眠時無呼吸症候群と診断された方は、診断書をお持ちいただければ、治療用マウスピースを作成します。お気軽にご相談ください。